ピッツァ工房 東京
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工房の記録とレシピノート

ピッツァ工房 東京のブログへようこそ。ここでは職人の視点から薪窯の運用や季節の食材の選び方、ワークショップのレポート、イベント情報などを定期的にお届けします。薪窯は温度、薪の種類、焼き時間のわずかな違いで仕上がりが変わるため、日々の記録が品質向上に役立ちます。地域の生産者と協力して作る季節メニューの背景にある物語も紹介します。読んでくださる方にとって実用的で価値のある情報を心がけ、家庭でのピザ作りに役立つコツや、イベント時のケータリング準備のポイントも共有します。コメントやお問い合わせはお気軽にどうぞ。情報は随時更新していきます。

薪窯で焼かれるピザのイメージ写真

薪窯の火入れと温度管理

薪窯は生き物のように扱う必要があります。最初の火入れでは窯の内側に残る湿気を飛ばし、煉瓦が十分に温まるまで時間をかけます。理想的な焼成温度は窯の設計や薪の種類で変わりますが、ナポリスタイルの短時間高温焼成では約430〜480度が目安です。温度を維持するためには薪の投入タイミングや量を均一にし、燃焼のバランスを常に観察します。焼き上げる前には火床の位置や灰の状態を整え、クラストの表面が適切に焼き色とエアリーな食感を得られるように調整します。スタッフ間で共有する温度と焼成時間の記録は、毎日のコンディションに応じた微調整を可能にし、お客様に一貫した品質を提供する基礎になります。現場で得た小さな発見を積み重ねることで、ベストな一枚を再現する精度が向上します。

季節の食材: 春のアスパラピザ

春になると市場には色鮮やかなアスパラガスが並びます。当店では短めに茹でて甘みを引き出したアスパラを、薄くスライスしたパルミジャーノと組み合わせ、レモンの皮を軽くすりおろして香りを添えるのが定番です。素材の食感を活かすため、焼成はクラストを香ばしく仕上げつつトッピングの火入れを控えめにします。アスパラは火が通りやすいため、焼成直前にのせるか、焼き上がり後の仕上げとして加えることでシャキッとした食感を保てます。地場の生産者と協力して入荷のタイミングを合わせることで、最も風味が良い状態でお客様に提供できるようにしています。季節メニューは旬の魅力を伝えるためのストーリーも重要です。食材の来歴や調理の工夫を伝えることで、食事がより豊かな体験になります。

ワークショップレポート

先日のピザ作りワークショップでは親子で参加されたグループが中心でした。生地のこね方から焼き方までを実際に体験していただき、子どもたちの驚きの声と笑顔が印象的でした。職人が直接指導することで、家庭でも再現しやすいコツが伝わりやすく、参加者からは具体的な質問や改善の感想を多くいただきました。今後も季節に応じたテーマで開催予定です。詳細はお問い合わせページからご確認ください。

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